ヨーロッパで鯛と言えば、地中海でよく獲れるヨーロッパヘダイ。古代の昔から食べられていました。スチームオーブンを使うと旨味がより引き立ちます。

ヨーロッパヘダイは地中海で最も価値が高いとされる魚のひとつ。一年中獲れますが、最も美味しいのは7月から10月。頬のあたりと目の上が金色がかっているのが特徴で、別名「gilthead（金箔の頭）」とも呼ばれます。強力な歯を持ち、ムール貝やカニを噛み砕いて食べます。身は脂肪分が少なくタンパク質とミネラルが豊富で、特にマグネシウム、カルシウム、リン、ヨウ素が多く含まれます。 買う時は目が光っていて鱗が乾いていないものを選びましょう。ひたいの金色の帯がくっきりしているほど新鮮です。ヨーロッパヘダイは生まれた時はすべての個体がオス。2〜3歳になると多くの個体で生殖器が後退してメスになります。

調理時間：約55分
下ごしらえ：約20分
加熱時間：35分

出来上がり分量：4人分

材料：

• 鯛の切り身 1枚400gのもの4枚
• オリーブ油 40ml
• 塩
• コショウ
• バター 30g
• 小麦粉 20g
• 白ワイン 大さじ4
• スープストック 375ml
• 生クリーム 100ml
• パセリ（みじん切り） 大さじ1½
• 砂糖
• レモン 2個

調理器具：刷毛、ミーレ・マルチパーパストレイ、鍋、泡立器、包丁、まな板

作り方：

1. 切り身に塩コショウをし、刷毛でオリーブ油を塗って、マルチパーパストレイに入れます。
2. A10「鯛」自動プログラムに合わせ、以下の設定で予熱したオーブンに入れます。水量：100ml、レベル：2、プログラム時間：25〜35分。
3. 鍋にバターを溶かし、小麦粉を加えて炒めます。スープストックと白ワインを少しずつ加え、沸騰させたら、生クリームとハーブを加え、塩、コショウ、砂糖で味を整えます。
4. 温めておいた皿に盛り付け、半分に切ったレモンを添えます。ソースは別添えにします。 

ポイント：スチームオーブンでも調理できます。モード：モイスチャープラス、スチームタイプ：1、温度：190〜200°C+予熱、水量：約100ml、レベル：2、スチーム発射時間：加熱開始から15分後、加熱時間：25〜35分。

写真：© Miele